遺伝子検査の受診体験をシェアします!
【ジーンライフ・ジェネシス2.0のセット】
2017年11月に受診。レビュー記事を追加中です!
従来は医療機関経由でしかできなかったDNA検査が個人でできるサービスが増えてきました。
そういう遺伝子検査サービスについて広く調査し、受診体験も公開しているサイトです。
遺伝子検査ってどうやるの?
申し込むとキットが郵送されてきて、自分のDNAのサンプルを採取します。
と言っても唾などを付属容器に入れて郵送するだけ。
綿棒で頬っぺたの内側を擦って送るタイプもあり、たいていこの2つのどちらかです。
数週間後にサイトのマイページ内に検査結果アップされ、ログインして閲覧できます。
(印刷物として検査結果が送られてくるタイプ、基本はPC閲覧だが有料オプションで印刷物送付も受けられるタイプの検査もあります。)
遺伝子検査でわかること
- 将来の病気(がん、成人病、他)の可能性
- 体質(太りやすい原因、はげる可能性、アトピー等)
- 太古の祖先の系統
検査でわかることは、当然検査の種類によって異なります。
一つの項目だけを調べるものから、総合的に複数の項目を調べるものまで。
費用は、4,000円〜5万円くらい。
人気は5,000円くらいのダイエット用検査と3万円くらいの総合検査です。
ブランドはジーンライフとマイコードが圧倒的です。
おすすめの遺伝子検査
後で示す表のように、すでにたくさんの遺伝子検査サービスが発売されています。
この中から多角的に検討して、魅力的な検査を実際に受けてみることにしました。
これまで2つの遺伝子検査を受けました。
国内シェア70%の超人気検査で、イチ押しです。
遺伝子検査大手のジェネシスヘルスケア(株)が提供しています。
ベストセラーのGenesis2.0(ジェネシス)は29,800円で世界最多360項目を解析できる、コスパ抜群の検査です。
この点に魅力を感じて、2017年に2回目の遺伝子検査を受けました。
多分、現時点では一番いい検査だと思います。
8種類の商品があって、その中にはDietというお手頃価格(3,980円)の太りやすさのタイプに特化した検査があります。
そちらは妻が興味を持ったので、受けてもらうことにしました。
下記のジーンライフのサイトでは、Genesis2.0、Dietをはじめとする8種類の検査の詳細情報が出ています。
DeNAの子会社による遺伝子検査サービスです。
DeNAと言えばスマホゲームサイト「モバゲー」の運営者であり、球団も持っている会社です。
社名はディー・エヌ・エーですが、本来は遺伝子とは無関係。
でも、私はこの会社の創業社長・南場智子さんに魅力を感じていました。
世界最大のコンサルティング会社マッキンゼーのコンサルタントの地位を捨てて創業。
ガラケーの時代にモバゲーを立ち上げて大企業に育てた、先見性のある人なんです。
旦那さんの看病のために一時離れていた社長の座に復帰した後、始めたのが遺伝子検査事業。
どうせ遺伝子検査を受けるなら、彼女の会社がやってる検査にしたい。
そう思って2014年に受診したのでした。
東京大学医科学研究所との提携事業なので、バックグラウンドはしっかりしています。
代表商品は「ヘルスケア」(29,800円)で、病気・体質に関する280項目の遺伝的傾向を検査します。
少し古いですが、このサイトにレビュー記事も収録しています。
「ヘルスケア」のほかには、がん関連38項目に絞った「がんパック」と祖先ルーツ検査の「ディスカバリー」を提供しています。
現在提供中の遺伝子検査サービス
私が調べた結果では、下記のような検査が提供されています。
この中には、一般消費者向けでなく、医療機関に提供されているサービスも含まれています。
価格、検査内容、運営会社の専門性、知名度(イメージ的な信頼感)などを総合判断すると、現時点ではジーンライフとマイコードがいいのでは、と思います。
ジーンライフ (GeneLife) |
米国発遺伝子検査企業ジェネシスヘルスケア社が提供。
日本の遺伝子検査のシェアは70%を誇るトップ企業。
ベストセラーのGenesis2.0、ロングセラーのDietなど、8種類の検査を提供中。 |
マイコード (MYCODE) |
モバゲーで成功し、球団も持つ(株)ディーエヌエーが、東京大学医科学研究所と提携して始めた新規事業。
|
---|---|
ディアジーン (DearGene) |
ルナルナで有名な携帯・スマホでのヘルスケアサービス老舗エム・ティー・アイの子会社(株)エバージーンが提供するサービス。
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ジェノタイピスト (Genotypist) |
医療系コンピュータシステム開発会社コスモシステムズが提供するサービス。
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キャンテクト (CanTect) | 医師や博士号取得者を中核とする研究開発ベンチャー(株)ジーンサイエンスが提供するサービス。 |
その他 |
【(株)ジーンクエスト】
【(株)サインポスト】
【(株)プロップジーン】
【(株)ハーセリーズ】
【ドクターシーラボ】
【DHC】 |
ジーンライフ遺伝子検査・受診レポート
ジェネシスヘルスケア社の遺伝子検査GeneLife(ジーンライフ)を受けたので、結果をシェアします。
(2017年11月受診)
ジーンライフの概要
ジェネシスヘルスケア株式会社は、2004年に設立され、資本金が約21億円。
日本で遺伝子検査サービスを提供している会社の中でも、規模・歴史・専門性で群を抜く会社と言えるでしょう。
この会社は多彩な遺伝子検査を提供しています。
GeneLifeの検査商品ラインナップ
Premium | 最新商品。会員制の遺伝子解析サービス。 |
---|---|
Genesis2.0 | ベストセラーの代表商品。3万円を切る価格で業界最多の360項目を検査。 |
Myself2.0 | 遺伝子と心理学の両面から性格や個性に関する遺伝子を検査する自己分析ツール。 |
Haplo | ミトコンドリアDNAを解析して祖先の系統を探す検査。 |
Diet | ロングセラー。肥満タイプを知り、効果の上がりやすいダイエット策を取れる検査。 |
Skin | 遺伝的な肌タイプを知って、美肌キープに生かせる検査。 |
Metabo | 脂質異常症と高血圧症のリスクをチェックする話題の検査。 |
Skin Microbiome | 皮膚常在菌のバランスを調べて肌状態を知る検査。 |
検査商品の選択
私の検査=Genesis2.0
【スタイリッシュなGenesis2.0キットのケース】
この中で私はGenesis2.0が気に入りました。
3万円を切る価格で360項目もチェックできる点もいいですが、祖先ルーツのチェックも含まれている点が特に気に入りました。
人類発祥の地はアフリカで、そこからいろいろなグループに分かれて世界中に広がっていきました。
ミトコンドリアのDNAを調べると、自分がどのグループにいたかわかるのです。
以前にマイコード(DeNAライフサイエンス社)という検査を受けた時も興味があったのですが、別料金のオプションだったので受けませんでした。
この検査もコミで3万円を切るというのはとてもお得で、ほかにはない商品だと思います。
もちろん、がんなどの病気リスクの大小、体質に関する項目も充実しています。
マイコードの検査結果との比較にも興味がありました。
妻の検査=Diet
【Dietキットのケース】
妻も「Diet」に興味があるようなので受けてもらうことにしました。
最近、肥満気味でヨガ、ダンス、サプリとか、いろいろやってるけど、効果が出ません。
基本的に激しい運動が嫌いな人なので、科学的にアプローチして苦労せずに痩せる方法をみつけたいようです。
検体採取&郵送
私の検査=Genesis2.0
【Genesis2.0の検体ケース】
こちらは唾を入れるタイプの検体採取法です。
キットの箱の中に説明書とプラスチックケースが入っています。
【ケースに唾を採取】
口をゆすいでから、唾を取ります。
肉、魚、野菜など他の生物ののDNAが混じると検査ができなくなることがあるからです。
この試験管のようなものにまるまる唾を入れるのではなく、表示された2本の線の間に収まるように少量取ります。
【検体と保存液を攪拌】
フタをすると自動的に青い保存液が下りてくるので、よく振って混ぜます。
唾を入れすぎていると、保存液が下りてきた時に溢れてしまいます。
先ほど述べたように、唾は指定通りの量を守ってください。
【検体と検査申込同意書】
検体と検査申込同意書にサインし、検体と同封します。
この同意書を入れ忘れると検査は実行されません。
同封していても、チェック印や名前などの書き漏れがあれば、同様の扱いを受けます。
検体は日持ちしないので、追って同意書を送るといったことも不可で、3万円近い検査がパーになります。
ちょっと面倒ですが、個人情報を守るためのシステムなので、注意して確実に実行しましょう。
妻の検査=Diet
【Dietの検体採取キット】
こちらは綿棒で頬っぺたの内側の粘膜をこすり取るタイプです。
この長い筒に細長い綿棒が入っています。
【Dietの検体採取】
こんな風に綿棒で頬っぺたの内側をこすります。
粘膜を取ると言っても痛みを感じるほど強く擦る必要はありません。
軽くで十分で、両頬から取ります。
この時も食べ物のDNAが混入しないよう、事前に口をゆすいでから実行してください。
【Dietの検体採取棒の乾燥】
採取が終わったら、5分ほど乾燥させます。
この時、綿棒を机や床に転がり落としたりしないよう注意しましょう。
ペットの毛、ダニの死骸など、他の生物のDNAが混入する危険があります。
【Dietの同意書とアンケート】
検体とともに2種類の文書を同封します。
まず、検査同意書。
これを入れ忘れたり、記入漏れがあると検査が実行されず、検査代がパーになるので注意してください。
もう一つはライフスタイルアンケート。
Dietはダイエットのアドバイスのための検査なので、こういうものがあるのです。
間食はするか、お酒は飲むか、運動はするかといったことを聞かれます。
結構、ボリュームのあるアンケートなので、先に記入してから検体採取しましょう。
アンケート記入に思ったより時間がかかって、その日のうちに投函できなかった、なんてことにならないように。
検体は日持ちしないのです。(夏は特に)
【Genesis2.0とDietの検体を郵送】
検体ケースと必要文書を封筒に入れたら、あとはポストに入れるだけです。
マイページの開設
ジーンライフの遺伝子検査には、結果をパソコンで閲覧するタイプと冊子が郵送されてくるタイプがあります。
Genesis2.0は前者で、Dietは後者です。
そういうわけで、私の場合は結果閲覧のために、ジーンライフのサイト内にマイページを開設する必要があります。。
2〜3週間後に検査が完了すると、そこで検査結果を閲覧できるようになります。
まず、ジーライフのサイト>マイページ>新規登録 に行きます。
【新規登録用ページ】
氏名や生年月日が検体を送った時に書いた内容と異なると検査結果が閲覧できないので注意してください。
これは個人情報を厳格に守るために必要な仕組みです。
【検査IDとパスワードが書かれた紙】
次に検査IDとパスワードを入力します。
これが書かれた紙が検査キットの箱の中に入っています。
これをなくすと再発行は不可で、検査結果が見られなくなります。
これもまた、個人情報を保護するためのしくみです。
検体提出が終わって安心して、この大切な紙ごと箱を捨ててしまわないように。
【ジーンライフのマイページ】
これでマイページができました。後は検査結果を待つだけです。
ジーンライフGenesis2.0・結果編
検体提出から2〜3週間で結果が見られるようになります。
Genesis2.0はパソコンで結果を閲覧するタイプの検査なので、すでに開設しておいたマイページにログインします。
検査結果トップページ
【検査結果のトップページ】
「疾患カテゴリ」「体質カテゴリ」「リスクレベル」のボタンが並んでいます。
業界最多の360項目を解析するので、一度に出されるとみる方は頭が混乱してしまいます。
自分の関心の強いものを見ていけるように整理されているわけです。
疾患カテゴリ
まず、「疾患カテゴリ」を見てみましょう。
【疾患カテゴリ】
「感染症」「性別」「循環器」「呼吸器」「消化器」「神経系」「内分泌」「泌尿器」「骨・関節・皮膚」「血液・免疫」「目・耳・鼻・口」「その他」「全て」のボタンが並んでいます。
例えば、「呼吸器」をみてみましょう。
むむっ・・・肺がんになる遺伝体質的な確率が高いと出ています。
ずいぶん昔にタバコはやめたんだけどなあ。まあ、今のところ、人間ドックや健診で何も見つかっていないので、よしとしましょう。
次に「血液・免疫」を見てみましょう。
【疾患カテゴリ(血管・免疫)】
やっぱりか…
ホジキンリンパ腫の発症確率が高いと出ています。
これは以前にDeNA社のマイコードを受診した時も指摘されたことです。
2種類の遺伝子検査が一致して指摘したわけだから、本当に高いんだろうな。
嫌だなあ…
って、読者の皆さんは「そのホジキンなんとかってどんな病気?」って思いますよね?
ちょっと珍しいリンパ節の腫瘍なんですが…
右端の「詳細を見る」のボタンを押すと、病気の説明のページに移ります。
【ホジキンリンパ腫のページ】
【ホジキンリンパ腫のページ(つづき)】
うわっ!発症リスクは少し高いだけでなく、レアに高いグループに入ってる・・・
ヤバイかも・・・・
と言っても、遺伝子検査の結果が出た時点で致命的とか、危険といった病気の検査はもともと含まれていないのでご安心を。
体質的に発症リスクがとても高いグループなのは事実ですが、そこまで危険でもありません。
この知識があることで、本当にホジキンリンパ腫になった時、早期発見できて、逆に助かるかもしれません。
珍しい病気なので、リンパ節が腫れたって、普通の医者は思いつかない可能性もありますから。
いずれにせよ、こういった検査結果が出た時に心配で眠れなくなるような人は、遺伝子検査を受けない方がいいかもしれません。
しかし、よく考えてみれば、これは人間ドックも同じです。
人間ドックは本当に死に至る病が見つかることもありますから、そちらの方が受診に覚悟が必要ですね。
このページの下部には病気の詳しい説明も入っています。
体質カテゴリ
次に「体質カテゴリ」を見てみましょう。
【体質カテゴリ(志向性/行動)】
「志向性/行動」「能力」「性別」「体形・体格」「骨・関節・皮膚」「目・耳・鼻・口」「血液・免疫」「その他」「全て」のボタンが並んでいます。
最初に出てくる「志向性/行動」のページでは、飲酒量が多く、コーヒーをよく飲むと出ています。
その通りです。
すべては遺伝子の仕業だったのであり、自分は何も反省する必要がないことがわかりました。(笑)
ミトコンドリアハプログループ
「体質カテゴリ」の「その他」の中には、楽しみにしていた「ミトコンドリアハプログループ」の検査があります。
祖先ルーツを探る検査です。
それを見てみましょう。
【ミトコンドリアハプログループ】
ミトコンドリアは細胞の中にある小器官で、エネルギーの生産を担当しています。
太古の昔に細胞の中に入り込んで共生するようになった別の単細胞生物が由来の器官と考えられています。
そのため、細胞核内にあるのとは別のDNAを持っており、しかも母親からだけ受け継がれます。
すると、ミトコンドリアのDNAを遡っていけば、人類発祥の時代の母親にたどり着くことになります。
私はD4というグループに属することがわかりました。
Dグループは中国大陸中部で約3万5,000年前に誕生した、中央・東アジアで最大のグループだそうです。
Dグループは縄文人にはほとんどみられず、弥生時代以降に大陸から日本に入ってきた人が祖先である可能性が高いとのこと。
長寿の傾向があり、有名人では8代将軍徳川吉宗、タモリ、堺正章などがいるそうです。
面白いなあ!
私の祖先は弥生時代に小舟で日本海を渡ってきた冒険者だったのでしょうか?
あるいは飛鳥時代に渡来して、大陸の文化を伝えた僧や職人だったのでしょうか?
ご先祖様の行動を想像しながら、日本史をもう一度読み返してみたくなりました。
リスクレベル
検査結果を健康リスクの大小を基準に並べ替えて見る機能もついています。
遺伝子検査を健康管理に生かしていこうと思う場合、これはとても便利な機能です。
【リスクレベル】
私の場合、肺がんの中の非小細胞肺がんというタイプやホジキンリンパ腫のリスクが高いとわかりました。
スギ花粉症や男性型脱毛症はすでになっているし、痛風も気をつけなきゃと思っていましたが、やっぱりです。
リスクレベルは複数の切り口が用意されています。
先ほどのはすべてのリスクでしたが、下記は七大生活習慣病に絞ってみるページです。
【リスクレベル(七大生活習慣病)】
2型糖尿病とC型肝炎がやや高いが、脳卒中のリスクは低いようです。
お酒をよく飲むので、「脳、大丈夫か?」と思っていたので、これは意外で安心しました。
がんは種類が多いので、別のページになっています。
【リスクレベル(がん)】
ジーンライフの遺伝子検査はこんな感じです。
自分の体について知るのは興味深いものです。
体に異変が起きた時、医師に検査結果を伝えれば早期発見にもつながるので、健康管理にも役立つと思います。
皆さんも受けてみてはどうでしょうか。
ジーンライフDiet結果編
ジーンライフDietは、Genesis2.0と違って郵送で結果が送られてくるタイプの検査です。
【結果の入ったレターパック】
中身は「検査結果報告書」と「肥満遺伝子レシピブック」です。
【検査結果報告書】
妻の遺伝子型ダイエットタイプは「バナナ型」と判定されました。
遺伝子型ダイエットタイプとは?
3種類つの遺伝子の変異パターンを調べて、太りやすさのタイプを調べます。
太りやすいといっても原因や傾向に違いがあり、自分のタイプを知ることによって、より適切な対策が取れます。
変異パターンは3つの遺伝子それぞれにワイルド型・ヘテロ型・ホモ型の3種類あります。
肥満遺伝子のパターン数
β3AR UCP1 β2AR 性別
3パターン×3パターン×3パターン×2パターン=54パターン
54のパターンは4種の遺伝子型ダイエットタイプに大別されます。
遺伝子型ダイエットタイプ
りんご型 | β3AR遺伝子の特徴が強く現れる |
---|---|
洋なし型 | UCP1遺伝子の特徴が強く現れる |
バナナ型 | β2AR遺伝子の特徴が強く現れる |
アダム・イブ型 | 3種の遺伝子のどれにも変異がない |
妻は「バナナ型」なので、次のような特徴があります。
バナナ型の特徴
- 筋肉がつきにくく、一度太ると痩せにくいタイプ。
- 食事はあっさりが好きなヘルシー嗜好。
- 体力・免疫力不足に注意が必要。
- ダイエットのポイントは、高たんぱく質食と筋トレ。
確かに当人もあっさりが好きなので、野菜中心のダイエット食とかに行きそうですが、それは違うということです。
「置き換えダイエット」なんかも逆効果っぽいですね。
脂肪分の少ない肉や魚、豆腐、ナッツなどをしっかり摂りなさいと書いてあります。
また、運動も激しいものやランニングは嫌いですが、それをやる必要はないということです。
バナナ型なのに、肉や魚を避けて食事量も減らし、嫌いなジョギングに精を出しても、つらいばかりで痩せないということなんです。
ダイエット法といってもすごい種類があるわけですが、自分に効果が出やすいものを科学的に絞り込めるのは意味がありますね。
【レシピブック】
具体的に日々の食事はどんなものにすればよいか?
その参考になるレシピブックもついています。
バナナ型には下記のようなメニューが推薦されていました。
- まぐろアボガド丼
- 鶏とショウガの炊き込みご飯
- 大豆とタコのピリ辛煮
- 豚ときのこのバルサミコソテー
- ・・・
これなら、おいしく腹ごたえもありそうです。
食事の量を減らしたり、腹ごたえのないおいしくないものを食べ続けていると、ストレスが溜まります。
勉強や仕事の能率も落ちるし、お肌にも影響が出たりします。
そしてある時、がまんできなくなってドカ食いし、リバウンドしてしまうわけです。
自分の遺伝子型ダイエットタイプを知り、食事の満足感を損なうことなく、やせる。
とてもいいことなのではないかと思います。
【検査IDとパスワードの紙】
検査報告書とレシピブックのほかに、上の写真のような検査IDとパスワードの書かれた紙が入っていました。
これでマイページを開設して、パソコンでも結果が見られます。
マイページの扱いがGenesis2.0と違い、ややこしいので整理しておきます。
Genesis2.0とDietのマイページの違い
Genesis2.0 |
|
---|---|
Diet |
|
肥満にフォーカスした遺伝子検査「GeneLife Diet」は以上のような感じです。
何をやっても痩せないと落ち込み気味だった妻も、新しい切り口が見つかってやる気が出てきた感じ。
「もう1回、がんばってみる!」とのことでした。
価格もお手頃なので、皆さんも試してみてはいかがですか?
遺伝子検査の活用方法
私の体験を読んで「『「何かの病気のリスクが高い』という結果が出たらこわいな」と思った方もいると思います。
しかし、やみくもに恐れず、今後の人生に生かしていくのが遺伝子検査の正しい使い道だと思います。
マイコードの検査結果には生活のアドバイスなどもついてきます。
私も自分が思う検査結果の生かし方を示しておきます。
活用法1 予防につながる生活習慣を取る
予防策の取れる病気だったら、まずそれを実行するのがいいと思います。
例えば、肺がんの発病リスクが高いと出たら、煙草をやめる。
なかなかできなかった禁煙のきっかけにすればいいのです。
脳梗塞・心筋梗塞・動脈硬化などの発症リスクが高ければ、脂っこい食事を減らしましょう。
DHAやEPAなどオメガ脂肪酸のサプリ摂取も有効です。
そして軽いものから始めて、運動習慣をつけましょう。
活用法2 検査頻度を上げる
乳がんの発症リスクが高いと出た人は、毎年乳がん検査を受ければいいのです。
発症リスクの高い病気を重点的に検査することで、早期発見の可能性が高まります。
活用法3 心当たりの症状が出た時に医師に情報提供する
発症リスクが高いと出た病気について、ネットなどで調べて少し勉強しておきます。
心当たりの症状が出た時に、「昔、遺伝子検査で発症リスクが高いと言われた病気の症状に似ているように思うのですが」と医師に告げます。
珍しい病気の場合は、その情報のおかげで診断が早まることもあるでしょう。
単一遺伝子病や家族性腫瘍の検査は含まれていない
病気の中には、ある遺伝子を持っているだけで発症が運命づけられてしまうものもあります。
単一遺伝子病や家族性腫瘍と呼ばれるものです。
そしてそれが死に至る不治の病だったりすると、発症前検査をしたがために絶望のどん底に突き落とされることになります。
マイコードの検査にはそういう病気は含まれていません。
マイコードで発症リスクが高いと出たら、それは科学的事実です。
しかし、生活習慣や偶然に左右されて実際は発病するかどうかわからないのです。
過度に心配せずに前向きに生かしていきましょう。